1.ハーブの主な種類と特徴

ハーブとは、ラテン語の「herba(ヘルバ)」(薬草)を語源としており
日本語では「薬草」「香草」と表現される植物のことをいいます。
ハーブにはセリ科やしそ科、キク科のものなどがありますが、大きさや性質も
それぞれ異なり、原産地もヨーロッパからアジアまで多様です。

またハーブには数えきれないほどの種類があり、
それぞれが独特の香りや薬効を持っていることはよく知られています。
生のままで用いたり乾燥させたものを用いたりと、ハーブの使い方は
目的によっても様々です。

ここでは主なハーブの種類と使い方・薬効、そしてガーデニングに役立つ
ハーブの特徴などをご紹介していきたいと思います。
あなたの知っているハーブはいくつありますか?

ハーブの種類&メモ

オレガノ

オレガノ

和名:ハナハッカ
英名:ワイルドマジョラム、ゴールデンオレガノ、コンパクトオレガノなど。

小低木の多年草。日当たりの良い場所で乾燥気味に育てると良い。 殺菌効果・神経強壮効果あり。

イタリア料理などによく合うハーブ。ピザの香味つけとしても有名。 サラダ、シチュー、スープ、肉料理の香味料として使われ、生葉より乾燥したものがよく使われている。

ハーブティにして飲むと風邪や頭痛にも効き、お風呂にいれるとリラックス効果がある。

カモミール

カモミール

リラックスできる香りとして知られる。
葉は甘いリンゴに似た香りで細かい切り込みがあり、乾燥させてポプリに使用されることも多い。

ジャーマンカモミール(耐寒性一年草、多数の花)、ローマンカモミール(耐寒性多年草、 ハーブティーとしてジャーマン・・と同様に扱われる)、ダイヤーズカモミール(花壇、切り花、染料などに)などがある。

寒さに強く、こぼれた種から発芽してよく増える。
炎症を抑える作用や抗菌作用、体を温める効果などがある。枝・葉はハーブバスにも良い。 また近くの植物の病気を治すことから「植物の医者」とも呼ばれる。

高温・乾燥にやや弱く、反日陰でも育つといわれるがやはり日当たりの良い場所での栽培が適している。虫害にあいやすい。

キャットニップ

キャットニップ

多年草で日当たりの良い場所を好むハーブだが、半日蔭や日陰でもまあ育つ。 猫が好む匂いといわれ、ポプリのようにして猫のおもちゃに用いられたりもする。

キャットミントは近縁種。 鎮痛効果・食欲増進や胃腸障害の改善に効果があるとされ、こぼれ種や挿木で容易に増やすことができる。

ジャスミン

ジャスミン

常緑つる性で、夏から秋にかけて香り豊かな白い花を咲かせる。 甘く上品な香りがあり香水や香料としても有名。

中国のジャスミンティは半発酵ウーロン茶にジャスミンを入れ、香りをつけたもの。 鎮静効果があるのでリラックスしたい時や落ち込んでいるときによい。
気分を明るくしたり高揚させる効果もあり、また妊娠線やシミを目立たなく回復させるのにも 効果的と言われている。

下痢や腹痛を緩和するといわれ、マッサージオイルなどとしても使われている。 モクセイ科以外では有毒のものもあるので注意が必要。

日当たりがよくて水はけのよい乾燥気味の砂質土壌を好み、挿し木で増える。

コリアンダー

コリアンダー

葉・茎・果実に特有の芳香があり、1~2年草。

中国では香菜(シャンツァイ)、アジア・タイではパクチー、ベトナムではザウムイ、ポルトガルではコエントロと呼ばれ、 スープや麺類、魚介や野菜の香り付けなどに使われ、インドカレーにも欠かせない。
コリアンダーは食前酒や消火強壮、リラックスのために、噛んだりハーブティにしても良い。 匂いが独特なため、日本人には苦手な人も多い。

日当たりと水はけの良い場所を選ぶと良いが、日陰でも栽培できる。 移植には弱いので植え替えはしない方がいい。

セージ

セージ

別名セイヨウサルビア
常緑小低木の多年草で耐寒性もある。 コモンセージ・ガーデンセージ・チェリーセージ・ゴールデンセージ・フルーツセージなどあり、種類が豊富。

料理でも多用され、脂っこい料理の消火剤としても使われる。 殺菌効果に優れるとされ、鎮痛・消炎、保湿の効果もある。 ハーブティとして飲めば胃腸の働きを高めて消化を助け、消毒殺菌効果もあり、口内炎や口臭予防にもなる。

水はけ・日当たり・風通しのよい土であればほとんど育ち、比較的育てやすい。 採種もでき、種・挿木で増やせる。

ゼラニウム

ゼラニウム

白やピンク、赤など品種により多種多様な色。
代表的なローズゼラニウムは、香料の原料にしたり葉をケーキなどに利用する。

細胞の成長促進・殺虫・皮膚軟化、血管収縮などに効果があるとされ、 ゼラニウムの精油を使い虫よけスプレーを作ったりする。(→アロマ虫よけスプレーの作り方) 交感神経などを鎮めて感情のバランスをとってくれるので、情緒不安定や憂鬱病の改善にも効果がある。 更年期障害や重い月経などの改善にも効果があり、皮脂の分泌を調整する。

タイム

タイム

常緑小低木の多年草。高温や群れに弱いので夏越に注意が必要だが、地中海沿岸原産の耐寒性がある。
クリーピングタイム、シルバータイム、オレンジタイム、ココナッツタイム、レモンタイムなど種類がたくさんある。 

ニンニクやたまねぎ、赤ワインとよく合い、肉料理や魚料理をおいしくして同時に消化も助ける。 コモンタイムティーは消化不良、気管支炎などを軽減し、うがい薬にもなる。ただし妊娠中は使用しない。 熱を加えても香がとばないので炒めものにも良く、脂肪の多い食べ物の消化促進をする。

チャイブ

チャイブ

和名:エゾネギ 多年草で耐寒性が比較的強い。
冬に枯れ、春にまた芽吹く。暑さに弱い。

料理に使われるポピュラーなハーブ。刺激性の香が強く、種がかすかに玉ねぎの香り。 花はサラダに使え、葉はサラダやスープに入れたり、バターやチーズ・卵やきに入れても良い。

耐寒性が強く、5-6月頃にぼんぼり状の花が咲く。栽培も比較的簡単で、株分けで増やすことができる。 殺菌作用、食欲増進、消化促進作用、血液低下作用などがあるとされる。

チャービル

チャービル

1~2年草で、夏場の暑さに弱い。 初夏には茎の先端に白い5弁の小花を咲かせる。 葉は鮮やかな緑色の細かい羽状複葉で、レースのように美しい。
反日陰で育てた方が良い香りになる。夏は木漏れ日があたる風通しのよい場所で育てると良い。 花が咲くと葉がかたくなるので、葉を利用する間は花芽は摘むようにする。

利尿・消化促進・血行促進作用があるとされる。

ナスタチウム

ナスタチウム

原産:南米 アンデスの高地では群生がよく見られる。
一年草で真夏は勢いがなくなったり枯れたりし、真冬にも枯れる。 丸く蓮の葉に似た形。金蓮花とも呼ばれる。 初夏から秋にかけて黄色・赤・オレンジなどの花を咲かせる。

花と葉はわさびに似てピリッとした風味があり、サラダなどに加えてもおいしい。 葉にはビタミンCや鉄分を含み、赤血球の形成にも役立つとされる。

バジル

バジル

和名:メボウキ
香りの強い葉をもつ。イタリアン、インド料理に多用され、トマトとの相性が良い。 粉末にするとクローブの香りに似ている。

一年草だが室内に取り込んだり上手に育てれば多年草として育てることができる。 スイートバジル、ダークオパール、シナモンバジル、ツリーバジル、レモンバジルなどたくさん種類がある。

ハーブティにして消火剤にし、二日酔いや脂っこいものを食べた後に食べるとすっきりする。  種もバジルシードとして食べることができ、強壮・健胃・駆虫・解熱などの効能があるとされる。 ドライの葉も売れているが、香りや風味は生葉と比べものにならない。 トマトとチーズと相性抜群で、食欲増進・夏バテで落ち込んだ体力を回復させてくれる力もある。

日当たり、水もちがよく肥沃な土でよく育つ。春から秋までと長く収穫を楽しめる。

フェンネル

フェンネル

1~2年草で、地植えだと2mくらいの高さにまで育つ。日当たりが良く、肥沃な用土を好む。 初夏から夏にかけて黄色い小さな花がかたまって咲き、草丈は1~2mにもなる。

料理に多用、特に魚によく合うとされ「魚のハーブ」とも呼ばれる。 ハーブティにするとスパイシーな香りの中に甘みがある。便秘を解消してお腹にたまったガスを出す働き。急な腹痛にも有効。 授乳中の母親が飲むと、母乳の分泌を促すとともに乳児のせん痛もしずめると言われています。 ただし妊娠中は大量にとらないように。

ミント

ミント

ウォーターミント・オーデコロンミント・ホワイトキャットミント・ジンジャーミント・コリアンミント・アップルミント・パイナップルミントなどがある。

多年草で、やや湿り気のある土質を好む。耐寒性もあり、日当たりを好むが日蔭でも育つ。 よく繁殖するので地植えを避け、増えすぎ防止にはプランターでも仕切り板を使う方が良い。

数あるミントの中でも薬効に優れ、ガムや飴、歯磨き粉の香りづけなど色々なものに使用されている。 消化を促進して腹痛や胃痛を抑え、強壮や殺菌効果も期待できる。ただし妊娠中・授乳中は飲み過ぎないようにする。

またイライラや疲労感をとり、食後や二日酔い、乗り物酔いにも良い。 摘みたてミントをたたいたりこすったりして熱湯を注ぐミントティにしたり、そのままハーブバスにしても良い。 花粉の季節にもおすすめで、鼻がとおりすっきりする。花・葉・茎ともすべて使える。

ヤロウ

ヤロウ

多年草でこぼれ種でも繁殖する。
トロイの戦いでは英雄アキレスが止血に用いたともいわれるハーブで、庭に植えると根から出る分泌液でそばにある植物の病気を治す。 一枚入れておくとゴミの分解をしてくれる。

花は夏から秋にかけて群生して咲き、香りはきつめ。 葉は細くて香りがあり、ビタミン・ミネラルなどがある。 薬用・胃腸の消化によいとされ、血液凝固作がある。

ラベンダー

ラベンダー

リラックス効果のある香りで、精油には肌の細胞を活性化させたり皮脂の分泌を抑える働きがある。 水はけが良く風通しの良い場所を好み、水やりはごく控えめに、やや乾燥気味に育てる方が良い。
株分けや挿木で増えるが、食べられるのはイングリッシュラベンダーのみ。

安眠効果・鎮静作用があり、不眠に効果があるとされている。 殺菌作用があり、風邪や気管支炎などにも効果あり。

レモンバーム

レモンバーム

多年草で繁殖力・耐寒性がある。日蔭でも育ち、肥沃なやや湿り気のある用土でよく育つ。 ゴールデンレモンバーム、レモンバームシトロネラなどある。

ハーブティによく利用され、発汗作用・解熱・解毒効果があるので風邪の引き始めにも良い。 紫蘇の3倍のロズマリン酸が含まれているといわれ、花粉症対策にも良いとされる。
やや日蔭を好み、太陽によく当たる乾燥した土で育てると色が黄色くなり、香りがきつくなる。  乾燥した葉は香りが減り、医療効果も減少する。

ローズマリー

ローズマリー

常緑小低木の多年草で、日当たり良い場所を好む。反日陰でも開花するが、日陰だと枯れることがある。 立性、ほふく性、中間タイプあり。

肉料理によく用いられ、山羊や羊の肉料理やスープ・シチューなどに使われる。 つんとくるような刺激的な香りがあり、健胃、食欲増進の効果がある。
また記憶力を高める効果があると言われる。お肌や毛髪にもよく、たるんだ肌をひきしめる。

いったん植えれば2年目からは木質化し、年間通して収穫できる。 乾燥気味に育てるのがコツで、水は土が乾いたときにたっぷり与える。 まめに収穫して風通しを良くする。

イタリアンパセリ

イタリアンパセリ

生のまま噛むと息が爽やかになり、肌がきれいになる。
種で簡単に増え、夏は日陰の方が葉が固くならないので良いが、冬は陽だまりの中で育てると良い。

葉はいつでも収穫できるが、込み合うと風通しが悪くなり枯れるので注意が必要。 台所の窓辺でも育ちやすいハーブ。

2.お庭に植えたいハーブへ

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